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本間 俊充; 外川 織彦
JAERI-Data/Code 96-034, 47 Pages, 1996/11
核融合施設の安全評価に重要と考えられる放射性核種に対して、最新の評価済み核構造データファイルの崩壊データを使用して計算した外部被曝線量率換算係数と内部被曝線量換算係数を表にまとめた。外部被曝については21の標的器官に対して、汚染空気中、地表汚染土1mの高さ及び汚染水中の3つの被曝形態に対する線量率換算係数を、内部被曝については吸入と経口摂取の経路に対して単位摂取量当りの預託線量当量として与えた。ここで提示したデータは、今後核融合施設の安全評価に一般的に使用することができる。
外川 織彦
保健物理, 27, p.27 - 32, 1992/00
放射性ヨウ素の経口及び呼吸摂取に関する線量換算係数について、日本人の特性を考慮した値の算出を試みた。今回の計算では、日本人の特有の甲状腺の構造及び甲状腺におけるヨウ素の代謝に関するデータのうち、血液から甲状腺に移行する割合(f)のみを反映させた。ヨウ素の代謝モデルとしてICRP Publication 30に記載された3コンパートメントリサイクルモデルを使用し、ICRPが採用した0.3というf値に代わり日本人に対して報告された0.2という値を用いた。ここで計算された線量換算係数の値は日本における作業者及び公衆成人の放射線防護の目的に使用されると期待される。
矢部 明
KURRI-TR-235, p.63 - 71, 1982/00
主として作業者の放射性コバルトによる被曝に関連して、次の内容について記している。 1.軽水または重水炉における放射性コバルトからの体内被曝の重要性 2.ICRP Publication 30における体内被曝線量推定法 3.Co酸化物の吸入による肺の預託線量当量の計算 4.体外計測法とバイオアッセイによる放射性コバルトの体内被曝線量の推定法 5.ICRP Publication30の体内被曝線量推定法を一般公衆の環境線量を推定するのに利用する場合の問題点等
矢部 明
保健物理, 15(3), p.195 - 222, 1980/00
ICRPが1977年の国際放射線防護委員会の勧告に準拠し、現行の「体内放射線の許容線量」Publ.2に置き換わるものとして新しく発表した、「作業者による放射性核種の摂取の限度」Publ.30 Part1の体内被曝線量算定法を解説するものである。 内容は、Publ.30の線量算定法の基礎をなす考え方、預託線量当量算定の基本式、預託線量当量算定の手順、計算の実例から成っている。